2020年7月30日木曜日

『コーヒー・ハウス 18世紀ロンドン、都市の生活史』(小林章夫)

『コーヒー・ハウス 18世紀ロンドン、都市の生活史』(小林章夫)

『コーヒー・ハウス 18世紀ロンドン、都市の生活史』(小林章夫)を読んだ。

 コーヒーハウスには、近代の幕開がありました。政治談義、文学談義、株価情報、初期ジャーナリズム(新聞雑誌)、貸本屋、読書会。さらに郵便、広告、保険(ロイズの前身)。果ては薬屋、科学実験、博物陳列(「エデンの園の扉の鍵」とか)まで。猥雑さが素晴らしい。

 初期のコーヒーハウスには、身分職業の区別なく、ぼろを着ていようと流行の衣裳で固めていようと、出入りできました。しかし「発展に伴って客層が固まっていくという現象が生まれ、これがコーヒー・ハウスの活気を失う一因になった」。なるほど。