2020年8月11日火曜日

『秋田蘭画の近代 小田野直武「不忍池図」を読む』(今橋理子)

『秋田蘭画の近代 小田野直武「不忍池図」を読む』(今橋理子)

『秋田蘭画の近代 小田野直武「不忍池図」を読む』(今橋理子)を読んだ。

 何か妙な迫力ある美しさ、秋田蘭画。その一派は、銅山開発のため秋田藩に招聘された平賀源内が、画才ある小野田直武を見出して始まりました。鎖国下の日本で束の間花開いた、極めて前衛的な芸術家集団だったといいます。

 不忍池の歴史(日本初の公共図書館を作った了翁道覚が強烈)、蘇東坡、南蘋派など話柄豊富です。眼鏡絵(遠近法のカラクリ絵)を論じ、さらに《不忍池図》は円筒から覗いて見るのが正しいとか言う。試してみると本当に遠近感が。おみそれしました。私の気のせいかもしれず、皆様も試されたし。