2020年9月2日水曜日

『貧困と自己責任の近世日本史』(木下光生)

『貧困と自己責任の近世日本史』(木下光生)

『貧困と自己責任の近世日本史』(木下光生)を読んだ。

 深い。面白い。貧困世帯への給付に対して冷酷な見方がされていますが、これは自己責任自己責任言う新自由主義者のせい、ではなく、日本はずーっと、施す側から施される側まで、自己責任の国だったのです。「施されるのは恥」という感覚があることは否定しようがない。ベーシックインカムが導入されるべきこの先において、きっと裏目に出ることでしょう。

 これは例えば英国でも同じなのですが、プロイセンや清など、公共救済に対して制裁が発動されない地域もありました。歴史を知れば、見えてくるものがあります。