2020年11月16日月曜日

『ゴッホの耳 天才画家最大の謎』(バーナデット・マーフィー)

『ゴッホの耳 天才画家最大の謎』(バーナデット・マーフィー)

『ゴッホの耳 天才画家最大の謎』(バーナデット・マーフィー)を読んだ。

 超面白い。ゴッホといえば…。才能や精神異常を情熱的にぶつけて描いた。しかし生前には全く評価されなかった。アルコール(アブサン)中毒。自分の耳を切って娼婦に届けた、という。ところで、これなんとぜんぶ嘘。

 謎解きが面白いですが、それを超える伝記の悦びがあります。「ゴッホは、その不安定な精神状態にもかかわらず独創性の頂点を極めたのであって、決して不安定な精神状態だったから独創性の頂点を極めたわけではない」ことが本当にわかる。そしてゴッホの絵を、さらに深く感じることができるのです。