2020年11月20日金曜日

『世界を変えた手紙 パスカル、フェルマーと〈確率〉の誕生』(キース・デブリン)

『世界を変えた手紙 パスカル、フェルマーと〈確率〉の誕生』(キース・デブリン)

 『世界を変えた手紙 パスカル、フェルマーと〈確率〉の誕生』(キース・デブリン)を読んだ。

 確率とは何か。本書で初めて分かりました。

 サイコロ的な確率は直感的に分かりますが、「勝訴する確率」とか、「離婚する確率」とか、一回きりしか起こらないことの「確率」って何でしょうか。それは、無知の定量化(質的にしか表せなさそうなことを数量で表そうとすること)なのです。明日に何が起こるのかは知りえないとしても、何が起こりそうかを定量化しようとすることは可能です。そしてそれを信頼するかは、数学の問題ではなく、どれだけ過去を未来の兆しとして受け取ってよいと考えるかの問題なのです。