2021年1月12日火曜日

『日本のすまい 内と外』(エドワード・モース)

『日本のすまい 内と外』(エドワード・モース)

『日本のすまい 内と外』(エドワード・モース)を読んだ。

 モース曰く、明治初期の日本の住まいは、軽やかで、簡素で、美しい。「いつか役にたつだろうだろうというようなケチな精神はなく、がらくたをいたずらにとっておくことがない」。ああ。なんかすいません。

 モースのスケッチが美しいです。数本の細竹を用いた欄間や、二枚の薄板で山脈を表現した欄間、「センスがよい」という直球の誉め言葉です。そこには、ノスタルジーやオリエンタリズムにとどまらない、普遍的な美があります。本書は、物で埋もれそうな現代の住まいを美しくする、きっかけになりうるでしょう。