2021年2月12日金曜日

『ロンドン・ジャングルブック』(バッジュ・シャーム)

『ロンドン・ジャングルブック』(バッジュ・シャーム)

『ロンドン・ジャングルブック』(バッジュ・シャーム)を読んだ。

 インドの少数民族ゴンド族には、家の土壁に絵を描く習わしがあります。彼らは近ごろ職を求めて都市へ移住していますが、そこで彼らの絵の力強さや敬虔さが見いだされました。本書はゴンド族の著者が、ロンドンのインド料理店の壁画を頼まれ、初めて外国に出たときの紀行画です。

 例えば、飛行機は象。著者には「象が飛ぶのと同じくらい奇跡に近い」。この象の絵がとても印象的です。著者の目に映ったロンドンはジャングル。パブはコウモリの集いとか。あと、シルクスクリーン印刷のせいか、本の香りが良いのです。