2021年2月15日月曜日

『哲学入門』(戸田山和久)

『哲学入門』(戸田山和久)

『哲学入門』(戸田山和久)を読んだ。

 超面白い。ふと思うに、なぜ、私が考えるということがあるのか。なぜ、正しいということがあるのか。なんと哲学的な。一方で、考えるといっても、結局は脳内の化学反応にすぎない、とも思うのです。

 本書は後者(この世にあるのは物理世界だけ=物理主義)バリバリで、哲学入門なのにアリストテレスもカントも出てきません。物理世界に、段階を追って、意味、目的、はては自由を導入していきます。例えば、間違いということがない物理世界に、生物の間違い可能性から意味を導入するなど、心震える試みなのです。